きっかけは本じゃなかった
物流
トーハンへの入社動機を教えてください
実は、元々本を読むのは苦手で、学生時代は自分が出版業界に関わるとは思ってもみませんでした。就職活動は広告業界を中心に受けていたのですが、なかなか上手くいかず、そんなときに映画館のアルバイトがきっかけでトーハンを知りました。当時は出版取次という初めて聞く業種に想像がつかない部分も多くありましたが、逆に私はそこに興味を持ち、今までの人生であまり関わったことの無い“出版”の世界に踏み込んでみようとワクワクした気持ちでエントリーした記憶があります。トーハンの面接は、その人の本質を見て、受け入れてくれようとしている雰囲気があり、ありのままの自分を伝えることが出来ました。集団面接では「本は苦手です。かいけつゾロリも読めないくらい」とお話ししたくらいに(笑)面接を重ねるうちに「ありのままを受け入れようとしてくれるこの環境で、この人たちと働きたい」と強く感じ、入社を決めました。
ロジスティクス事業部の仕事内容を教えてください
トーハンの本業のうち、本を書店へ送る・出版社に返品するための物流機能を統括し、より良い出版物流の構築を目指すのがロジスティクス事業部です。そのときそのときによって取り組んでいるプロジェクトが異なっていて、担当になったプロジェクトに対する実務を行うのが私の役割です。例えば、物流センター移転のプロジェクトでは、購入物や移転物の洗い出し、必要な工事や日数・人員・経費といった部分の計画、管理を行いました。
基本的にはこういった担当業務を進めていますが、自分がやってみたい施策を考えて挑戦することもできます。そのためには現状調査はもちろん、物流の知識や最先端の技術を学ぶことも重要で、展示会やセミナーに参加する機会も多いです。最近の物流はAIを導入したロボットや作業負荷を軽減するアシストスーツなど興味深いものが多く、それを出版物流に取り入れるにはどうしたらよいのか。考えるのはとても難しいですが、未来を想像して試行錯誤することはとても楽しいです。
やりがいを感じた仕事を教えてください
ロジスティクス事業部に配属して、最初のミッションとして与えられたのが各物流センターの物流の流れを示したフローチャートを作成するということでした。理解の浅い中で作成したということもあり、当時の自分としては良い出来とは言い難かったですが、先輩方からは資料上の“視覚的表現”の面でとても良い評価をいただくことが出来ました。それをきっかけに、私の作成したフローチャートを知ってくれる方が増え、新入社員研修や社内説明会向けの資料作成、グループ会社のセミナーの講師を任される等、部内外問わず多くの方から業務の依頼をいただくようになりました。こういった経験が自分の自信に繋がり、微力ではありますが1年目の自分でも会社に貢献できたと思い、やりがいを感じることができました。
人を育てる環境の魅力を教えてください
トーハンに入社して私が感じたことは、面倒見が良い先輩が多いということです。加えて、入社して1年間はOJT制度があり、直属の上司のほかに1名の先輩社員が教育担当として指導してくれる制度があります。日々の業務の指導、アドバイスはもちろんですが、長所を伸ばすことや活躍の機会を見つけるなど、自分に合った方法を一緒に探して成長していける環境を作っていただきました。また、業務以外のことも気軽に相談でき、ときには自分の小さな変化にも気づいてくださるほど日々コミュニケーションをとっているので、居心地もよく、働きやすい環境で仕事できています。
学生のみなさんへの
メッセージをお願いします
オンラインでの就職活動が増え、限られた時間で自分をアピールすることがさらに難しくなっていることかと思います。志望動機や自分の強みなど、これでいいのだろうかと不安に思ったときは、“就活生の自分”ではなく“素の自分”を伝えるということを意識してみてください。 “素の自分”を見て受け入れてくれる会社は、きっとあなたに一番合っている会社だと思います。トーハンはその人の持つエピソードや考えだけでなく、その人の本質を見ようとしてくれる会社です。そんな環境で働くことは、ありのままのあなたからさらに新しい魅力を引き出してくれます。ワクワクした気持ちで入社してきてください。そして一緒に働きましょう!