「好き」を大切にすること
海外
トーハンへの入社動機を教えてください
学生時代に出版社や書店でアルバイトをしていた際に、業界の仕組みについて学ぶ機会があり、そこで「出版取次」という業種を知りました。もともと本や漫画が大好きだったので、就職活動では広く出版関連の企業を本命にしていましたが、就職活動中盤ごろから、「自分は営業に向いているだろうな」という気づきがあり、そのころから「トーハンで働くこと」を真剣に考えるようになりました。当時、私の所属していた大学では、いくつかの企業が同時に説明会を開催してくれるイベントがあったのですが、その際にトーハンの先輩社員とお話をして、「会社の雰囲気も自分に合っている」と感じたのが、最終的に選んだ理由です。またアルバイト時代に培った経験を活かすことができそうだとも考えていました。
海外事業部の仕事内容を教えてください
海外書店様向けの営業業務と、フランスで開催している「JAPAN EXPO」というイベントの日本企業の出展窓口を担当しています。国内のお店と違い、海外に本を届けるためには「輸出」という手段をとる必要があるので、そのための書類作成や、申告手続きを行うことも海外営業の特徴的な業務のひとつです。日本で流行したものが、必ずしも海外で人気が出るというわけではないので、「売る」という営業の立場からは難しいことも多いのですが、その分とても興味深い仕事だと思います。また、海外における「日本のコンテンツの力」を、肌で感じることができるのはとても楽しいです。特にイベント業務ではそのように感じる機会が多く、現地の⽅々に魅力的なコンテンツをお届けするお⼿伝いができることには、充実感があります。
やりがいを感じた仕事を教えてください
社内公募により参加している、新規事業開発のプロジェクトです。自身で新しいビジネスを企画し、実現へ向けて動いていくプロジェクトなのですが、その中で私は、コンテンツビジネス領域への参入を目的とした事業に挑戦しています。2年ほど前から日本国内でのコミックス人気が高まり、あわせて海外でも需要が拡大しました。新しい流行が次々と生まれていくところを目撃するたびに、改めて「漫画・アニメ」という日本のコンテンツの力強さを感じたことが、この事業に取り組んだきっかけです。トーハンの中ではまったく新しい事業なので、試行錯誤の連続ではありますが、「やりたいこと」が事業として形を成していくことは純粋に楽しいですし、とてもやりがいを感じています。
トーハンの事業や
仕事の魅力を教えてください
「好き」という想いを原動力に働けるところです。私は学生時代、アニメや漫画が好きなことをあまり公言していませんでした。なんとなく恥ずかしかったので。ですが、トーハンでは「流行を正確にとらえ、必要な商品を必要な場所へ届ける」ことが、部署に関わらず求められている、大切な仕事です。そのため、コンテンツに対する知識が役に立つことも多く、自身の「好き」という想いが、欠かせない武器のひとつであると感じられるようになりました。
学生のみなさんへの
メッセージをお願いします
就職活動ではどうしても「合う企業」と「合わない企業」にわかれてしまい、その結果が必ずしも希望通りではないこともあるかと思います。私も最初から前向きだったわけではありませんが、働いているうちに「できること」がたくさん見えてきて、それから仕事を楽しめるようになりました。今、トーハンには、私が参加している新規事業開発プロジェクトのように「やってみたい」を後押ししてくれる制度がたくさんありますので、ぜひみなさんの力で、新しい風をどんどん入れてもらえたらいいなと思います。