本と出会う“場”をつくる
開発
トーハンへの入社動機を教えてください
小さい頃から本が好きで、将来はさまざまな本に関わる仕事がしたいと考えていました。また、学生時代の部活動では、育成担当や戦術幹部といった役割を担っており、周囲をサポートし、チームに貢献できる仕事にやりがいを感じていました。そのため初めは、多くの蔵書を扱い、利用者が必要とする資料を提供する司書を目指し、学生時代には司書講習も受講していました。その講義の中で取次という存在を知り、幅広い商品を取り扱い、陰で出版業界を支える仕事に興味を持ったことが志望のきっかけです。その後インターンシップへ参加し、業界全体を巻き込んだ仕事が面白そうだと思ったこと、また、社員の方々の明るさや仕事に対するひたむきな姿勢に惹かれたことで、トーハンに入社を決めました。
書店事業本部の仕事内容を教えてください
書店事業本部の役割を一言でいうと、書店様の出店・改装サポートです。物件情報の入手や、売上予測、レイアウト提案、書店様の集客力や魅力を向上させるための異業種導入提案など、業務は多岐にわたります。その中で私は売上予測を主な業務としています。基本的には、物件へ書店様が出店した際にどれだけ売上が見込めるのか、周辺の市場環境をさまざまな観点から分析して算出しています。業界の市場規模は縮小傾向にありますが、文化的価値の高い書店様を求める声は多く、現在も年間で100件程度の出店があります。出店時には投資コストがかかり、書店様の経営状況にも大きく影響を与えます。売上予測はそのような出店を検討する上で重要な資料となるため、責任感を持って作成しています。また、最近では新しい書店モデルを構築する新業態開発など、市場環境の変化に対応していくための社内プロジェクトにも取り組んでいます。
業界や社会のために
挑戦していることを教えてください
書店の出店を求める声がある一方で、出店数は年々減少しており、このままではいけないというのも事実です。トーハンではそのような業界を取り巻く環境が大きく変化している中で、新しい考え方に基づくビジネスモデルの構築に挑戦しています。そのうちの一つに「Book Boost Lab.」があります。このラボでは、新しい書店のカタチを検討するとともに、選書など本とのタッチポイントを増やす取り組みを行っています。私もメンバーの一人として、いくつかのプロジェクトに参加しました。その中で特に印象に残っている仕事は、百貨店の工芸品セレクトショップで行った選書提案です。書店様と協力し、コンセプトやテーマの立案、それに合わせた選書、提案書の作成、プレゼンの実施、導入に至るまでメンバーの中心となって携わりました。初めて中心となって提案を行い、書店様と百貨店様、双方から喜んでいただけた案件であり、とても思い出深い仕事です。今後も一つひとつの機会を大切にしながら、業界や社会のために挑戦し続けていきたいと思っています。
トーハンで働くことの
魅力を教えてください
若手のうちから裁量のある業務を任せられ、新しいことに挑戦できる環境があることだと思います。
トーハンにはたくさんの部署があり、業界全体に影響を与えるような仕事が多く存在します。また、公募によって編成される社内プロジェクトがあり、新規事業プランニングなど若手社員も挑戦できる環境が整っています。
新しいことに挑戦するときには悩むこともあると思います。そんなときには、経験や知識が豊富な先輩方がきっと力になってくれます。業界の中核を担い、多様なデータを取り扱うトーハンだからこそできる挑戦があると思います。
学生のみなさんへの
メッセージをお願いします
就職活動は自分自身と向き合う良い機会です。これまでの人生を振り返り、自分にとって大切なこと、やりたいこと、なりたい姿を想像してみてください。それがあなたの「軸」となり、今後どのように働いていきたいのか明確にしてくれると思います。世の中にはたくさんの企業や仕事が存在します。あなたが「ここで働きたい!」と思える場所で働けることを願っています。そして、それがトーハンであればとても嬉しいです。いつかあなたと一緒に働けることを楽しみにしています。