トーハンの本業=出版取次事業
企業理念
私たちは、
質の高いサービスと
情報・流通のネットワークを通して、
人々の知的活動を支援し、
ゆたかな社会の創造に貢献します。
出版社と書店、そして読者を結ぶ
情報・流通の
ネットワークを担う企業、
それがトーハンです。
トーハンは物流・商流・情報流通といった基本的な卸の機能を発揮しながら、多彩な販売企画提案を行なっています。
書店用SA(ストア・オートメーション)機器や、取引先とのデータ共有システムも独自に開発しており、
豊富な情報は高精度の商圏分析や店舗空間の設計提案にも活かされています。
トーハンは1949年の創立以来、出版流通の要として常に業界をリードし続けています。
【仕入・配本】
【仕入】出版社から、発売予定の出版物のセールスポイント等を聞き取り、仕入部数や取引条件などを交渉します。商品特性、販売実績・特集(商品)内容・季節変動・市場動向など、あらゆる要素を勘案し、仕入部数を決定します。最近は、業界共通の近刊データベース(JPRO)の活用も進んでいます。
【配本】仕入数が決定した商品を、店舗ごとに適切に分配する業務を“配本”と呼びます。小売店の規模・立地・客層などの特性と販売実績データや店舗の仕入申込数をもとに配本数が決定されます。
取次事業を支えるトーハンの機能
物流機能
出版社と書店、読者をつなぎ、膨大な商品を最適なタイミングで正確にお届けすることが、私たちの使命です。トーハンは業界随一の物流インフラを活用し、多品種少量型の出版市場を支える高品質物流を構築。高度なシステムを備えた物流センターから、店頭での本との出会いを支え、読者が求める商品を全国各地にスピーディーにお届けします。
情報流通機能
書店向けシステムTONETS V、出版社向けシステムTONETS i、そしてトーハンの仕入部門・営業部門・物流部門の蓄積データと連携することで、市場の可視化を実現しています。
広大な出版情報ネットワークを形成して「流通の最適化による市場ロスの防止」と「情報共有と連携による市場チャンスの拡大」を推進しています。これにより商品供給スピードを早め、在庫の質を高めて、さらなる需要喚起、需要開拓へつなげています。
市場開発
書店の新規出店・改装をサポートします。物件情報の入手や、売上予測、レイアウト提案にはじまり、集客力や魅力を向上させるための他業種導入提案など、幅広い業務を行っています。
また、新しい書店モデルを構築する新業態開発にも力を入れています。
トーハンの事業
海外事業
日本国内で培ったノウハウを活かして、和書の輸出や日本書店に対する洋書の販売、版権ビジネスや海外イベントなど、その領域は多岐にわたります。海外イベントについては、パリで開催される「COOL JAPAN」の代名詞となった「JAPAN EXPO」のメインパートナー(企業窓口)をつとめています。長年の商品輸出や著作権仲介、各種イベント窓口の実績をもつトーハンが、日本のコンテンツの海外でのビジネス展開を支援し、日本企業の国際化をサポートしています。
図書館事業
書店と図書館は共に、「知の拠点・文化のインフラ」です。トーハンはその2つを結び地域の読書環境整備をサポート、地域文化の育成に貢献します。
現在のまちづくり計画において、図書館をこれまでの出版物の貸出だけでなく、地域文化活性化の中心として位置づける自治体が多くなっています。また学校では、図書館を児童・生徒の主体的な学習活動を支援し、多様な要求に応える学習情報センターとする取り組みが始まっています。