読書体験を通じた
ゆたかな社会づくり
仕入
トーハンへの入社動機を教えてください
本には世界の見え方を一変させるような、強い力があると感じていたので入社を決めました。実は初めは食品業界などまったく異なる業界を中心に見ており、出版業界には出版社と書店しか存在しないと思っていたのですが、就職情報サイトで偶然トーハンの情報を見つけ、興味を持ちました。私は就職活動にあたって、自信を持って提供できる商材を扱いたい、そして仕事を通じてゆたかな社会づくりに貢献したい、という軸を持っていたため、そこがトーハンの理念に一致していると感じました。さらに会社情報を詳しく調べると、あらゆる出版社や書店との繋がりにより、出版社を横断した幅広い提案や、全国の書店を巻き込んだ企画が可能であると知り、その影響力の大きさにも魅力を感じるようになりました。最終的には、説明会や面接の際に社員の方々の人柄の良さを強く感じ、入社を決意しました 。
書籍部の仕事内容を教えてください
私の所属する書籍部は、新刊や世の中で話題になっている本を出版社から仕入れ、各書店に何冊送品するかを決める(配本する)部署です。人気著者の新刊や映画化で話題になっている書籍など、売れる見込みの大きい商品はより早く、より多く仕入れる必要があるため、常に世の中の情報に敏感になっている必要があります。最近ではSNSをきっかけに人気に火が付く商品もあり、テレビや新聞も含めて幅広く情報をつかみ、話題の商品はいち早く仕入れられるよう出版社に交渉を行っています。一方で、出版物には委託販売制度があるため、書店への過剰な送品は返品に繋がってしまいます。コスト削減のため、商品特性や書店の販売実績を分析し、より少ない返品を目指して需要に見合った適正量の配本を行うよう努めています。また、仕入や配本だけでなく、ときには自分たちで一から企画を立案し、全国の書店でフェアを開催していただくこともあります。
やりがいを感じた仕事を教えてください
全国500軒以上の書店にご参加いただいた、「#やっぱり本が好き」フェアという文庫の売り伸ばし企画を実施した際に、大きなやりがいを感じました。この企画は「書店員と本の問屋が選ぶ、心の一冊を集めたフェア」をコンセプトに、企画にご参加いただいた書店の方々とトーハン社員が選定した文庫を織り交ぜて、店頭にてオリジナル拡材とともに販売いただくという企画でした。フェアの認知度を高めるためSNSと連動し、書店や読者にも積極的に興味を持っていただけるよう意識した企画づくりを心がけました。実行に至るまでには、出版社や書店にご協力いただく必要があるのはもちろん、社内でも多くの人に協力を仰ぐ必要があったため、同じグループのメンバーで役割を分担して取り組みました。社内外の人を巻き込んでの企画だったため苦労も多く、責任も大きかったのですが、実際に近くの書店でフェアが展開されているのを見つけたときはこれまでの苦労が報われたような気持ちになり、一緒に企画した同僚にすぐ報告しました。またSNS上でフェアから本を買って下さった方の投稿を見つけたときは、自分の仕事が誰かの読書体験に結びついていることを実感でき、この仕事のやりがいを感じました。
トーハンのキャリアと働き方の魅⼒を教えてください
2021年の5月に、新本社へと勤務環境が大きく変わりました。綺麗なオフィスに変わっただけでなく、エリアアドレス制になったことで自分の働く環境を自分で選べるようになり、より働きやすくなったと感じています。周囲と相談しながら仕事を進めたい場合は人の多く集まる執務エリアで、ひとりで集中して資料作成などに取り組みたい場合は別の専用エリアでというように、より自由で生産性の高い働き方が可能となりました。私の働くフロアにはお菓子とコーヒースペースがあり、頭を切り替えたいときによく利用しています。
学⽣のみなさんへの
メッセージをお願いします
仕事は、⽇常の多くの時間を費やすものです。ひいては、⼈⽣の多くの時間を費やすものでもあると思います。就職活動は⾃⼰分析が⼤事と⾔いますが、⾃分が仕事をする上で何を⼀番⼤切にしたいかを明確にしておけば、どんな選択をしてもぶれずにいられるのではないかと思います。理念でも、社⾵でも、業務内容でも、トーハンの何かがあなたの⼤切にしたいものに共鳴するのであれば、こんなに嬉しいことはありません。トーハンにはさまざまなバックグラウンドを持った社員がおり、一人ひとりの話を丁寧に聞いてもらえる環境が整っていますので、きっとあなたの⼤切なものを⼀緒に⼤切にしながら働くことができると思います。あなたと⼀緒に働ける⽇を楽しみにしています!