物流センターの新設計画について
株式会社トーハンは、出版取次事業の要である物流機能の一層の品質改善と効率化、及び将来の流通改革への布石として、新規物流センターの開設を軸とした新たな物流高度化計画をスタートさせます。
経緯と狙い
弊社は、中期経営計画『REBORN』において、新本社の建築と跡地の収益化を図ると同時に、物流機能の品質改善と業界全体の流通効率化を実現するため、これまで既に、和光センターの新設・日本出版販売株式会社様との雑誌返品協業化・大日本印刷株式会社様との協業による桶川SRC構築などの計画を実現し、成果をあげてまいりました。
そして今般、物流ネットワーク整備の第2ステージとして、上記<雑誌返品協業化>によって主たる役割を了えた「東京ロジスティックスセンター」(埼玉県加須市)の売却を決定し、残存していた倉庫機能を新たな拠点に移管させること、及び、経年劣化が進んでいた雑誌の発送拠点「西台雑誌センター」(東京都板橋区)と「戸田センター」(埼玉県戸田市)の2拠点を廃止して、西台社用地の収益化を図ると同時に、新たな雑誌発送拠点を開設すること、の新規2計画を構想し、進めてまいることにいたしました。
新センターの基本概要
① 「トーハン三芳センター」
所 在 地:埼玉県入間郡三芳町大字藤久保1124-1
延床面積:3,374坪(2階建)
稼働予定:2023年7月
主要業務:採用品業務、マルチメディア商品の在庫管理 など
② 「トーハン川口センター」(仮称)
所 在 地:埼玉県川口市(設計検討中のため、住所・面積は未定)
稼働予定:2024年12月
主要業務:雑誌(週刊誌を含む)発送業務 など
新センターの高度活用
① グループ企業の事業戦略拠点
「三芳センター」は、基本概要に定めた取次事業での使用に加え、トーハングループの㈱トーハンロジテックスが進めているサード・パーティ・ロジスティクス(3PL)事業の物流拠点としても活用し、グループの物流事業全体の高付加価値化を進めてまいります。
② 出版物流ネットワークの次世代モデル創出
「川口センター」(仮称)は、西台・戸田に代わる新たな雑誌発送拠点としてスタートしますが、雑誌流通量の推移を踏まえ、書籍や雑貨など様々なパッケージ型商材にも対応できるフレキシブルな物流拠点として構築します。
なお、新センターの立地は凸版印刷株式会社様「川口工場」と隣接しているため、雑誌製造・流通の効率化に向けた連携について2社間で検討をスタートしております。
※なお各センターの廃止、移管、新設に直接に関係される取引先様に対しましては、移行等の作業段取り等について、別途、説明の機会を設けさせていただきます。
●トーハン三芳センター 所在地・写真
●トーハン川口センター(仮称) 建設予定地
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