ニュースリリース

年末年始(2022~2023)店頭売上動向

2023.01.06 ニュースリリース

弊社お取引書店のPOSデータ集計による2022~2023年の年末年始書店店頭売上動向についてお知らせします。

・集計期間 2022年12月29日~2023年1月3日
・調査対象 書店1,553軒

・概況
期間中の購入客数は前年比92.6%と減少しましたが、客単価前年比104.2%であったため、総合売上前年比は97.1%となりました。出版物の定価上昇傾向により、客数減少の影響は一定程度緩和された結果となりました。

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【書籍100.3%】
12月3日に公開された映画の関連書『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』(集英社)が好調、既刊の書籍扱いコミック『SLAM DUNK 新装再編版』シリーズも売上を伸ばしました。
ジャンル別では、ゲーム攻略本が170.7%。11月に発売された「ポケットモンスター」新作ゲームの公式ガイドブック(オーバーラップ)が上位に上がりました。また観光需要の回復から「地図・ガイド」も126.1%と伸長、読み物としても楽しめる「地球の歩き方」シリーズ(Gakken)の『日本』『ジョジョの奇妙な冒険』も売り伸ばしました。
また、書店の特性を踏まえた売り伸ばし施策を実施した結果、書籍の既刊POSは前年比102.6%となり、売上を下支えしました。

【雑誌100.6%】
内訳は、定期雑誌が99.0%、ムックが103.5%となりました。
ムックは『NHK大河ドラマ・ガイド どうする家康 前編』(NHK出版)、『大河ドラマ どうする家康 徳川家康とその時代』(宝島社)などの大河ドラマ関連銘柄、『JOJO magazine 2022 WINTER』(集英社)が販売上位となったほか、『日経エンタテインメント! 乃木坂46 Special 2023【クリアファイル付き】』(日経BP、本体2,500円)や『陳内将2023.04-2024.03カレンダーブック』(東京ニュース通信社、本体2,800円)など、付録で付加価値を高めたアイドル・俳優の高単価商品が売上を牽引しました。

【コミック85.5%】
12月までアニメ放映されていた『チェンソーマン』(集英社)、1月からアニメ第2クールが放送される『ブルーロック』(講談社)など、アニメ化作品が既刊も含めシリーズ全体で良好な売れ行きです。
『呪術廻戦(21)』(集英社)、『終末のワルキューレ(17)』(コアミックス)など人気コミックの新刊も販売上位となりました。

【マルチメディア94.2%】
海洋生物のフィギュアとブックレットがセットになった『くじら&Co.ビッグ』、人気ゲームのキャラクターフィギュア『Among Us フィギュアキーチェーン追放ver.』(共にデアゴスティーニ・ジャパン)等の玩具系商品が上位に上がりました。

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