ニュースリリース

トーハン、マーケットイン志向の新刊流通プラットフォーム「en CONTACT」の運用をスタート

2022.11.01 ニュースリリース

株式会社トーハン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:近藤敏貴)は、書店と出版社を結ぶ新たなプラットフォーム「en CONTACT」(エン・コンタクト)を開発し、10月27日から運用をスタートいたしました。一部お取引先より先行し、順次拡大を図ります。
「en CONTACT」を通して近刊情報や市場ニーズを取引先と共有し、書店を起点としたマーケットイン型の流通構造への転換を促進します。

20221101encontact001.jpg(1) en CONTACTとは

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【システム概要】
・「en CONTACT」は、書店向け・出版社向けの二つのWebシステムで構成されます。
書店向けシステムでは「近刊商品の事前申込」や「入荷予定数の確認」、出版社向けシステムでは「搬入受付」・「部決」・「書店からの事前申込の確認」の各機能を実装しています。
・「en CONTACT」を通じて、書店はJPRO近刊情報を元に販売計画を立案・実行でき、出版社は事前申込状況などから需要予測の精度向上が図れます。
・一連のプラットフォーム上で情報が連動するため、書店・出版社・トーハンで相互にデジタル化による業務合理化が可能となります。
・「en CONTACT」は、利用料無料にて、書店・出版社に広く提供いたします。

【主要機能】
・書店向けWebシステム
近刊事前申込……発売前商品の入荷希望数を、出版社・トーハンへ通知。
対象① 出版社がJPROに事前申込可能と登録した銘柄
対象② トーハン新刊申込施策「一気通巻」等の対応銘柄
入荷予定確認……自店への新刊配本の入荷予定銘柄、部数の確認。
・出版社向けWebシステム
搬入受付…………トーハンへの商品搬入連絡。
基本的な書誌情報はJPROデータから自動入力。
部決………………新刊部数や諸条件に関する商談もWeb上で完結。
商談時、書店の事前申込数も出版社とトーハンで共有。

【名称の由来】
・「en CONTACT」は、業界の全方位(360度・「円」)へ開かれたプラットフォームとして、書店と出版社、読者と書物が出合い「縁」を結び、新たな繋がりが「円」状に広がってゆく、その最初の「接点(contact)」となることを目指しています。

(2)開発の背景とねらい
・トーハンは、中期経営計画「REBORN」を通して本業の復活を目指すにあたり、書店店頭や読者のニーズを起点とする「マーケットイン」の視点に立ち、出版流通ネットワークの改革を進めております。
・「en CONTACT」は、そのネットワークの重要な部分を占める「新刊流通」において、業務のデジタル化を進めて取引先との情報連携を強化し、共にマーケティング活動の進化を図るという構想のもとに開発いたしました。
・今後トーハンとしては、一層きめ細かくマーケットのニーズやウォンツに応えられる新刊流通を目指し、システムの利用拡大を図ってまいります。

(3)システムのスタートと今後の予定
・書店向けWebシステムは、10月31日に稼働をスタートいたしました。先行して弊社グループ書店 約300店舗で運用テストを行なっております。
・運用テストの検証をふまえ、お取引先書店様には2023年1月よりサービスを提供する予定です。

・出版社向けWebシステムは、10月27日より、まず弊社マーケットイン型販売契約施策へのご参加出版社様14社を対象にスタートいたしました。
・2023年3月をめどに、新刊ラインご利用出版社様へ案内を拡大してまいります。

<参考資料> システム画面のイメージ

・書店向けWebシステム(事前申込)

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・出版社向けWebシステム(トップメニュー)

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