トーハン 2021年度入社式
株式会社トーハンは、4月1日午前9時より本社8階大ホールにて入社式を執り行いました。今年度の新入社員は26名(男性14名、女性12名)です。会場では出席者のソーシャルディスタンスを確保し、マスクの着用、アクリルボードの設置など、新型コロナウイルスの感染拡大予防に配慮して短時間で実施されました。
近藤敏貴社長挨拶(要旨)
皆さんの人生の門出をお祝いし、入社を心から歓迎します。
コロナ禍で多くの企業が影響を受けており、出版業界も例外ではありません。しかし、コロナ禍ゆえに書店に足を運ぶお客様が増えた面もあります。それだけ本や書店は信頼され、生活に不可欠な存在として社会に根づいています。皆さんも出版流通に携わるトーハンの一員として、本に対する人々の深い信頼を常に忘れないで下さい。
人々の豊かな読書環境を支え、持続可能な出版流通ネットワークを再構築するために、当社は中期経営計画『REBORN』に取り組んでいます。
第一の柱「本業の復活」では、読者・書店を起点としたマーケットイン型の出版流通を確立し、地域文化の拠点たる書店の活性化を目指します。メディアドゥとの資本業務提携もこの一環であり、紙もデジタルも扱える新時代の書店・取次へのアップグレードを進めます。
第二の柱「事業領域の拡大」では、企業としての成長を支える新たな分野へ積極的に進出しています。すでにフィットネスジム事業、コワーキングスペース事業をスタートさせており、今後は社内ラボの活動も通じて、新しい事業アイデアの具現化に取り組みます。
5月10日からはトーハンの『REBORN』を象徴する新本社での業務が始まります。皆さんは、そこからキャリアをスタートさせる最初の世代です。社会人、企業人として行動していく過程においては、間違いや失敗も多々あるでしょう。しかし若い時の失敗は何らマイナスにはなりません。むしろ、そうした経験が自分自身の糧になります。会社が大きく変わろうとする中で、皆さん自身も思う存分仕事にチャレンジして、能力を発揮してくれることを期待します。
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