SDGsへの取り組み
「持続可能な開発目標(SDGs)」とは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(2015年に国連サミットで採択)に記載された、2016年から2030年までの国際目標です。「誰も置き去りにしない(leaving no one left behind)」を共通の理念とし、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、17のゴール・169のターゲットから構成されています。
出版界は、人類の知的活動の結晶である「本」を通して、SDGsに挙げられたすべてのゴールの達成に深い関わりを持っていると言えます。その中で出版物の広範な流通を担うトーハンは、出版社と書店・読者をつなぐ重要な役割を負っていることから、将来にわたり安定的かつ効率的な出版流通ネットワークを構築し、誰もが本へとアクセスできる環境づくりに取り組みます。そして、本の流通を通して自由かつ多様な出版活動を支え、お取引先とともにSDGsの達成に貢献してまいります。
安定的な出版流通
トーハンは出版界の一員として、出版社と書店をつなぐ安定的な流通ネットワークをつくり上げ、併せて「朝の読書」「家読(うちどく)」をはじめとする読書推進活動を支援し、すべての人が本に親しむことのできる環境づくりに取り組みます。
効率的な出版流通
トーハンは取引先と連携し、マーケットインの観点で出版流通構造改革を推進します。それにより商品の返品率を低減し、用紙や梱包資材の節減と、輸送に伴い排出される温室効果ガスの削減に取り組みます。併せてトーハンの事業所においても自然エネルギーの有効利用を進め、事業全体で環境負荷の低減を図ります。
働き方改革の推進
トーハンは働き方改革や女性活躍の推進を通じて社員一人一人の能力発揮をサポートし、生産性が高く働きがいのある職場環境を追求します。