企業理念

私たちは、質の高いサービスと情報・流通のネットワークを通して、
人々の知的活動を支援し、ゆたかな社会の創造に貢献します。

中期経営計画 BEYOND(2024-2026)

中期経営計画 BEYOND illustrated by Tania Yakunova
illustrated by Tania Yakunova

トーハンは2024年度から始まる3カ年の経営指針として、中期経営計画「BEYOND」を策定しました。先行する中期経営計画「REBORN」(2019-2023)をベースに、「BEYOND」においては「本業改革」ならびに「事業領域の拡大」を二大方針とし、取り組みの深化と拡大を図っています。

出版流通を取り巻く環境が変動する中で、未来に向けて本と人との接点を一つでも多く創り続けるために。多彩なコンテンツのクリエイションを支援し、グローバルな視点でその魅力を伝え続けるために。事業領域を拡げてグループシナジーに磨きをかけ、様々な手段でゆたかな社会の創造に貢献するために。

トーハンはあらゆる知見とリソースを駆使して事業基盤を強化し、“いま・ここ”から“はるか遠く”を目指して挑戦を続けています。

中期経営計画 BEYOND illustrated by Tania Yakunova
illustrated by Tania Yakunova

「BEYOND」基本方針

本業改革

トーハンの本業とは取次(出版流通)事業です。出版社や書店はもちろん、印刷・製本、物流・輸送、IT企業、図書館、学校、官公庁など、幅広いパートナーと連携し、本と人とをつないでいます。

多様な書物の流通という文明社会にとって必要欠くべからざる事業を、将来にわたり持続可能な営みとして推進していくために、トーハンは広範なステークホルダーとの連携のもと、本業改革に取り組んでいます。「REBORN」で着手したマーケットイン型出版流通の構築を「BEYOND」の三年間でさらに加速し、併せてAI・RFID・POD技術など種々のテクノロジーを駆使した出版流通インフラの再構築を進めています。

加えて、長年にわたり取次事業で蓄積してきたノウハウをベースに、今後さらなる発展が見込まれる海外事業とコンテンツ事業を本業の新たな成長分野と位置づけ、その進化を図っています。

さらには、本と読者の接点である書店・コンビニエンスストアなど小売業に対する新たな事業モデルの提案や、図書館の電子化促進や書店との連携促進といった社会的ニーズの高いソリューションの研究開発など、出版バリューチェーン全体を視野におさめた流通改革、すなわち出版流通のイノベーションを推進してまいります。

事業領域の拡大

つねに新たな戦略事業を探索し、「REBORN」で開発してきた新規事業や、グループインした関係会社の事業の強化・拡大、また不動産事業の強化を進めています。

社内ラボにおける研究開発活動やステークホルダーとのコラボレーションなど、様々な取り組みを通じてビジネスの可能性を追求し、出版とのシナジー創出を図り、あるいはまったく新しいマーケットの開拓に挑戦し、トーハングループ全体の成長を目指しています。